次に,入院・外来別に同規模の標準化医療費を 1とした場合の比で表した疾病別標準化医療費指数 *を確認します。本市の方が高い場合は 1より大きく,本市の方が低い場合は 1より小さくなります。
男性の場合,疾病別標準化医療費指数が高い疾病は,入院医療費では心筋梗塞,がん,筋・骨格で あり,外来医療費では糖尿病,高血圧症,脳梗塞,心筋梗塞,がんとなっています(図表 24)。
図表 24.疾病別標準化医療費指数 同規模との比較(男性)(平成 27年度)
出典:国保データベース及び平成 26年度厚生労働科学研究費補助金でのツールを活用し算出
<疾病別標準化医療費指数とは>
比較対象と比べて,本市ではどの疾病の医療費が多いのかを知りたい場合,疾病ごとに医療費の占める割
合が異なるため,単純に「医療費(金額)」で比較することができません。
そのため疾病ごとに,比較対象の標準化医療費を 1とした場合の,本市の標準化医療費の「比」を算出す
ることで,本市がどの疾病に傾向があるのかを確認することができます。疾病別標準化医療費指数が 1より
大きければ,その疾病は比較対象よりも医療費がかかっており,1より少なければ,その疾病は比較対象よ
りも医療費がかかっていない,と読みとることができます。
ここでは,同規模の標準化医療費を 1として算出しました。 0.00
0.50 1.00 1.50 2.00
男性
入院医療費
外来医療費
入院件数
外来件数
1.0
糖尿病 高血圧症 脂質異常症 動脈硬化症 脳出血 脳梗塞 狭心症 心筋梗塞 がん 筋・骨格 精神 医療費 0.81 0.68 0.15 0.57 0.76 0.67 0.99 1.31 1.02 1.12 0.71
件数 0.83 0.96 0.44 0.73 0.68 0.80 0.98 1.26 1.00 0.96 0.80
医療費 1.01 1.05 0.98 0.55 0.68 1.20 0.90 1.44 1.05 1.00 0.71
件数 1.02 1.00 0.95 0.76 0.70 1.23 0.88 1.47 1.06 0.89 0.82
入院
第2章 現状分析
女性の場合,疾病別標準化医療費指数が高い疾病は,入院医療費では動脈硬化症,狭心症,がんで あり,外来医療費では高血圧症,脂質異常症,動脈硬化症(アテローム(じゅく状)硬化症),脳梗塞, 筋・骨格となっています(図表 25)。
図表 25.疾病別標準化医療費指数 同規模との比較(女性)(平成 27年度)
出典:国保データベース及び平成 26年度厚生労働科学研究費補助金でのツールを活用し算出 0.00
0.50 1.00 1.50 2.00
女性
入院医療費
外来医療費
入院件数
外来件数
1.0
糖尿病 高血圧症 脂質異常症 動脈硬化症 脳出血 脳梗塞 狭心症 心筋梗塞 がん 筋・骨格 精神 医療費 0.82 0.93 0.41 1.99 0.56 0.69 1.15 0.49 1.02 0.99 0.76 件数 0.83 1.17 0.57 1.72 0.48 0.58 0.75 0.86 0.95 0.93 0.81 医療費 1.00 1.05 1.02 1.11 0.73 1.22 0.89 0.60 0.97 1.03 0.82 件数 0.98 0.99 0.95 1.41 0.77 1.29 0.91 0.58 0.97 0.86 0.82 外来
本市の医療費について,疾病分類別医療費(大分類)を確認すると,循環器系疾患(高血圧症や心 筋梗塞,脳出血等)が最も多く,新生物(がん等),内分泌・栄養・代謝疾患(糖尿病や脂質異常症等) といった生活習慣病関連の医療費が高くなっていることがわかります(図表 26)。
図表 26.疾病分類別医療費(大分類)(平成 27年度)
( 単位: 百万円 ) 出典:本市作成
2,354
2,050
1,437
1,090
1,070
1,040
1,034
858
600
599
556
459
234
212
166
81
52
0 500 1,0 00 1,5 00 2,0 00 2,5 00
循環器系疾患
新 生 物
内分泌・栄養・代謝疾患
精神・行動障害
筋骨格系・結合組織疾患
呼吸器系疾患
腎尿路生殖器系疾患
消化器系疾患
眼・付属器疾患
感染症・寄生虫症
神経系疾患
損傷・中毒・外因性
皮膚・皮下組織疾患
他に分類されないもの
血液・造血器・免疫障害
耳・乳様突起疾患
先天奇形変形・染色体異常
第2章 現状分析
疾病をさらに細かく確認します。疾病分類別医療費ランキングでは,男性の場合,入院では,統合 失調症が多く,狭心症や脳梗塞,慢性腎不全といった生活習慣病の重症化からおきる合併症が上位に きています。また,胃がん,大腸がん,肺がんといったがんが上位にきています。外来では,糖尿病 が最も多く,次に,慢性腎不全,高血圧症といった生活習慣病が続いています。上位3疾患(糖尿病, 慢性腎不全(透析あり),高血圧症)で外来医療費の28.08%を占めています(図表 27)。
図表 27.疾病分類別医療費ランキング上位30位(男性)(平成 27年度)
出典:国保データベース ※生活習慣病に背景色を付与
生活習慣病の発症 重症化・合併症
要介護,生活機能の低下
入院 外来
1 統合失調症 755 256 8.88% 糖尿病 14,612 427 9.71%
2 狭心症 154 120 4.16% 慢性腎不全(透析あり) 978 426 9.70%
3 小児科 211 114 3.97% 高血圧症 23,505 381 8.67%
4 不整脈 84 98 3.42% 小児科 16,734 227 5.17%
5 骨折 116 86 2.99% C型肝炎 613 162 3.69%
6 脳梗塞 138 76 2.65% 脂質異常症 8,189 153 3.48%
7 慢性腎不全(透析あり) 103 76 2.63% 不整脈 2,998 114 2.60%
8 胃がん 114 75 2.60% 前立腺がん 1,088 104 2.36%
9 大腸がん 96 74 2.56% 大腸がん 705 101 2.31%
10 肺がん 78 70 2.44% 関節疾患 3,655 98 2.23%
11 肺炎 100 63 2.18% 統合失調症 3,249 91 2.07%
12 心筋梗塞 29 49 1.69% 気管支喘息 3,270 75 1.70%
13 大動脈瘤 22 45 1.56% うつ病 3,432 71 1.62%
14 前立腺がん 56 42 1.47% 前立腺肥大 3,291 66 1.50%
15 脳出血 52 41 1.44% 緑内障 3,476 64 1.47%
16 肝がん 54 39 1.34% 狭心症 1,863 56 1.28%
17 胆石症 59 38 1.32% 胃潰瘍 2,651 51 1.15%
18 膀胱がん 61 35 1.20% 脳梗塞 1,883 49 1.11%
19 うつ病 95 33 1.15% パーキンソン病 348 37 0.85%
20 糖尿病 87 31 1.06% 肺がん 364 34 0.78%
21 関節疾患 39 30 1.04% 胃がん 518 33 0.75%
22 食道がん 44 26 0.89% 白内障 1,511 32 0.73%
23 膵臓がん 27 20 0.69% 逆流性食道炎 1,690 31 0.72%
24 大腸ポリープ 60 15 0.52% 潰瘍性腸炎 395 30 0.69%
25 クモ膜下出血 11 13 0.47% 大腸ポリープ 537 25 0.56%
26 腎臓がん 23 13 0.44% 睡眠時無呼吸症候群 1,321 24 0.54%
27 心臓弁膜症 10 12 0.43% 白血病 71 16 0.38%
28 胃潰瘍 35 12 0.42% B型肝炎 242 16 0.36%
29 間質性肺炎 18 12 0.41% 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 408 14 0.33%
30 喉頭がん 10 12 0.40% 慢性腎不全(透析なし) 270 14 0.32%
その他 2,384 1,253 43.57% その他 70,452 1,370 31.18%
合計 5,125 2,877 100.00% 合計 174,319 4,395 100.00%
疾患名
レセプト 件数
医療費 (百万円)
医療費 占有率 上位
30疾 患
レセプト 件数
医療費 (百万円)
医療費 占有率
疾患名
・・・・・ ・・・・・・・
女性の場合,入院では,男性と同様,統合失調症が最も多く,関節疾患,骨折,小児科疾患,肺が ん,うつ病が上位にきています。外来では,高血圧症,糖尿病,脂質異常症,慢性腎不全(透析あり) といった生活習慣病で外来医療費の 24.7%を占めています(図表 28)。
図表 28.疾病分類別医療費ランキング上位30位(女性)(平成 27年度)
出典:国保データベース
※生活習慣病に背景色を付与 生活習慣病の発症 重症化・合併症
要介護,生活機能の低下
入院 外来
1 統合失調症 559 200 10.17% 高血圧症 22,082 346 7.98%
2 関節疾患 89 91 4.60% 糖尿病 9,754 291 6.71%
3 骨折 114 72 3.65% 関節疾患 7,994 264 6.07%
4 小児科 143 63 3.20% 脂質異常症 16,350 262 6.03%
5 肺がん 64 57 2.89% 慢性腎不全(透析あり) 420 173 3.98%
6 うつ病 156 52 2.66% 小児科 14,367 161 3.71%
7 乳がん 67 48 2.46% C型肝炎 428 148 3.41%
8 狭心症 37 39 1.96% 乳がん 1,210 113 2.61%
9 不整脈 39 35 1.80% 気管支喘息 4,645 106 2.44%
10 大腸がん 45 35 1.75% うつ病 4,883 104 2.40%
11 心臓弁膜症 15 34 1.73% 骨粗しょう症 4,427 91 2.11%
12 脳梗塞 41 31 1.56% 統合失調症 2,809 89 2.06%
13 肺炎 51 29 1.47% 緑内障 4,638 79 1.81%
14 子宮体がん 29 24 1.24% 胃潰瘍 3,320 61 1.41%
15 卵巣腫瘍(悪性) 33 23 1.18% 不整脈 1,791 52 1.19%
16 胃がん 36 23 1.17% 大腸がん 474 51 1.17%
17 慢性腎不全(透析あり) 32 21 1.05% 白内障 2,429 49 1.13%
18 大動脈瘤 6 20 1.03% 逆流性食道炎 2,025 40 0.93%
19 腸閉塞 35 20 1.01% 脳梗塞 1,271 29 0.66%
20 糖尿病 52 19 0.95% 肺がん 243 27 0.63%
21 子宮頚がん 20 18 0.91% 狭心症 1,040 24 0.55%
22 胆石症 31 18 0.91% パーキンソン病 414 22 0.50%
23 脳出血 19 16 0.81% 骨折 890 18 0.41%
24 クモ膜下出血 7 15 0.78% 潰瘍性腸炎 260 15 0.35%
25 子宮筋腫 20 14 0.72% 胃がん 231 15 0.34%
26 間質性肺炎 21 12 0.62% 大腸ポリープ 309 14 0.33%
27 白血病 8 12 0.60% 白血病 73 14 0.33%
28 骨粗しょう症 20 12 0.59% 甲状腺機能亢進症 611 13 0.31%
29 膵臓がん 21 11 0.55% 子宮体がん 250 12 0.27%
30 虫垂炎 21 10 0.49% 甲状腺機能低下症 669 11 0.25%
その他 1,961 896 45.51% その他 99,481 1,645 37.91%
合計 3,792 1,969 100.00% 合計 209,788 4,338 100.00%
疾患名
レセプト 件数
医療費 (百万円)
医療費 占有率 上位
30疾 患
疾患名
レセプト 件数
医療費 (百万円)
医療費 占有率
・・・・・ ・・・・・・・
第2章 現状分析
ここで,疾病分類別医療費ランキングで上位にきていた生活習慣病関連の受診者について,一人当 たり年間医療費をみると,慢性腎不全(人工透析あり)での一人当たり年間医療費が男性は約 503万 円,女性は約516 万円と高く,糖尿病や高血圧症,脂質異常症と比べて受診者一人につき高額な医 療費がかかっていることがわかります(図表 29)。
慢性腎不全を引き起こす原因疾患のうち,予防可能な疾患として,糖尿病の合併症である糖尿病性 腎症が考えられることから,糖尿病の重症化対策を行うことが重要です。
図表 29.生活習慣病関連の受診者数と一人当たり年間医療費(平成 27年度)
( 単位: 円 ) 出典:本市作成
高血圧症や糖尿病,脂質異常症といった生活習慣病は,日々の生活習慣の積み重ねにより,発症, 進行します。生活習慣病は明確な自覚症状がないまま進行し,重症化してからようやく気づきます。 生活習慣病が発症する前に,または重症化する前に,いまの健康状態を正しく理解し,進行をくいと めることが大切です。
人工透析は定期的な通院が必要となり,高額な医療費がかかるとともに,QOL(生活の質)を損な うものとなるため,透析治療を予防したり,できるだけ遅らせる対策が必要になります。
男性 女性
慢性腎不全(透析あり) 5,028,009 5,163,325
糖尿病 366,221 241,676
高血圧症 434,898 316,683
脂質異常症 261,084 213,977
生活習慣病の受診者について経年で確認します。ここでは,国保データベースで定義されている生 活習慣病(図表 30)を対象とします。
図表 30.生活習慣病
疾病 ICD-10による傷病名
高血圧症 本態性(原発性)高血圧症,高血圧性心疾患 等
糖尿病
インスリン非依存性糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性神経障害,糖尿病性網膜症を
含む),栄養障害に関連する糖尿病 等
脂質異常症 リポ蛋白代謝障害及びその他の脂質血症
高尿酸血症 プリン及びピリミジン代謝疾患
脂肪肝 その他の肝疾患
動脈硬化症 アテローム(じゅく状)硬化症
脳血管疾患 脳出血,脳卒中,脳梗塞
虚血性心疾患 心筋梗塞,狭心症
がん 悪性新生物(上皮内癌含む)
筋・骨格 筋骨格系及び結合組織の疾患
精神 精神及び行動の障害
出典:国保データベース
生活習慣病受診者について,平成 28年 5月診療分の受診者数を基に年齢階層別に確認します。生 活習慣病受診者は,男女ともに年齢が上がるにつれて増加傾向にあり,65~74歳では,被保険者の 50%以上が生活習慣病関連疾患を受診しています。
男性は,高血圧症の受診者が最も多く,女性は,高血圧症に加え,脂質異常症も多くなっています。 (図表 31,図表 32)。
図表 31.被保険者数に対する生活習慣病関連疾患受診者数の割合(男性)(平成28年5月診療分)
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 男性
第2章 現状分析
図表 32.被保険者数に対する生活習慣病関連疾患受診者数の割合(女性)(平成28年5月診療分)
出典:国保データベース 0.0%
10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 女性
生活習慣病 糖尿病 高血圧症
次に,疾患別に平成 28年の受診者数をみると,高血圧症受診者の被保険者に占める割合は,男性 が27.7%,女性が24.8%,脂質異常症受診者の被保険者に占める割合は,男性が19.3%,女性が 23.8%,糖尿病受診者の被保険者に占める割合は,男性が 16.1%,女性が 12.0%となっています。 過去 3 年間では糖尿病受診者の被保険者に占める割合がやや増加傾向にあります(図表 33,図表 34, 図表 35)。
図表 33.高血圧症で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
図表 34.脂質異常症で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
図表 35.糖尿病で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
糖尿病受診者のうち,人工透析を行っている者は,経年でみるとやや減少傾向にあり,平成 28年 度で 58人(男性 41人,女性 17人)となっています(図表 36)。
図表 36.糖尿病で受診している者のうち人工透析を行っている人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
H26 H27 H28
受診者数 4,629 4,587 4,541
被保険者に占める割合 27.8% 27.5% 27.7%
受診者数 4,346 4,291 4,280
被保険者に占める割合 25.3% 24.7% 24.8% 男
性
女
性
H26 H27 H28
受診者数 3,146 3,187 3,173
被保険者に占める割合 18.9% 19.1% 19.3%
受診者数 4,099 4,093 4,112
被保険者に占める割合 23.9% 23.6% 23.8% 女
性 男
性
H26 H27 H28
受診者数 2,620 2,656 2,644
被保険者に占める割合 15.7% 15.9% 16.1%
受診者数 1,915 2,034 2,080
被保険者に占める割合 11.2% 11.7% 12.0% 男
性
女
性
H 26 H27 H28
人工透析を行っている人数 51 46 41
糖尿病受診者に占める割合 1.9% 1.7% 1.6%
人工透析を行っている人数 16 19 17
糖尿病受診者に占める割合 0.8% 0.9% 0.8%
男
性
女
第2章 現状分析
糖尿病受診者について,重症化疾患の発症を確認します。男女ともに糖尿病性網膜症や糖尿病性腎 症等の重症化疾患は 40歳代でも発症しており,重症化疾患を発症する前に対策を打つ必要がありま す(図表 37,図表 38)。
図表 37.糖尿病受診者の重症化疾患保有者数(男性)(平成 28年 5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
図表 38.糖尿病受診者の重症化疾患保有者数(女性)(平成 28年 5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
1
5
14
15 15
26
58
114
92
2 2
4 7 6 17 35 60 66
3 3
2 6 5 23 22 25
1 2 3
8 11 16 1 0 0 20 40 60 80 100 120 140
30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
糖尿病性網膜症 糖尿病性腎症 糖尿病性神経障害 人工透析
17人 26人 66人 85人 107人 173人 414人 941人 858人
糖尿病人数
0 1
3 6 3 27 35 79 64
0 0
2 4 2 8 27 47 41
0 0
2 2 3
8
6
18
13
0 0 1 2
0
5
8
0 1
0 20 40 60 80 100 120 140
30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
糖尿病性網膜症 糖尿病性腎症 糖尿病性神経障害 人工透析
6人 12人 32人 40人 50人 146人 360人 758人 694人
脳血管疾患の受診者は,男性では,被保険者のうち約6%の割合で推移しており,そのうち約 79% が高血圧症の受診者であり,脂質異常症や糖尿病といった他の基礎疾患も高い割合で併発しているこ とがわかります。女性では,被保険者のうち約4%の割合で推移しており,そのうち約 73%が高血 圧症の受診者であり,男性と同様,脂質異常症や糖尿病といった基礎疾患も併発しています(図表 39, 図表 40)。
図表 39.脳血管疾患で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
図表 40.脳血管疾患で受診した人の保有基礎疾患割合(40~74歳)(平成 28年 5月診療分)
出典:国保データベース
H26 H27 H28
受診者数 1,001 989 939
被保険者に占める割合 6.0% 5.9% 5.7%
受診者数 767 769 753
被保険者に占める割合 4.5% 4.4% 4.4%
男
性
女
性
78.8%
73.3% 53.1%
61.2% 45.6%
34.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%
男性 女性
第2章 現状分析
虚血性心疾患の受診者は,男性では,被保険者のうち約 6%の割合で推移しており,そのうち約 84% が高血圧症の受診者であり,脂質異常症や糖尿病といった他の基礎疾患も高い割合で併発しているこ とがわかります。女性では,被保険者のうち約4%の割合が該当し,そのうち約 76%が高血圧症の 受診者であり,男性同様,脂質異常症や糖尿病といった基礎疾患も併発しています(図表 41,図表 42)。
図表 41.虚血性心疾患で受診した人数(40~74歳)(各年5月診療分)
( 単位: 人 ) 出典:国保データベース
図表 42.虚血性心疾患で受診した人の保有基礎疾患割合(40~74歳)(平成 28年 5月診療分)
出典:国保データベース
脳血管疾患,虚血性心疾患で受診した者の高血圧症,脂質異常症,糖尿病といった基礎疾患の保有 割合が高く,これらの疾患が原因となっていることが考えられることから,高血圧症,脂質異常症, 糖尿病の予防対策を行うことが必要です。
H26 H27 H28
受診者数 1,024 1,009 985
被保険者に占める割合 6.2% 6.1% 6.0%
受診者数 702 724 712
被保険者に占める割合 4.1% 4.2% 4.1%
男
性
女
性
84.3%
75.8%
68.1% 70.5%
50.8%
42.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%
男性 女性
本市が検診助成を実施しているがん疾患について,標準化医療費を用いて医療費を確認します。同 規模に比べ,男性では,胃がん,前立腺がんが多く,女性では,肺がん,胃がん,子宮頸がん,子宮 体がんが多くなっています。がんの早期発見に向けて,市民検診助成を更に周知していくことが重要 となります(図表 43,図表 44)。
図表 43.各種がん疾患の標準化医療費 同規模との比較(男性)(平成 27年度)
( 単位: 百万円 ) 出典:国保データベース及び平成 26年度厚生労働科学研究費補助金でのツールを活用し算出
図表 44.各種がん疾患の標準化医療費 同規模との比較(女性)(平成 27年度)
105 107
175
146 126
100
176
119
0 50 100 150 200 250
肺がん 胃がん 大腸がん 前立腺がん
男性
つくば市
同規模
84
38
85
24
36
162
69
36
94
15
21
178
0 50 100 150 200 250
肺がん 胃がん 大腸がん 子宮頚がん 子宮体がん 乳がん
第2章 現状分析
2
健診状況の把握
(1)健診受診状況
被保険者の特定健診受診率は,33.2%(平成 27年度)であり,同規模の中では37都市中 22位 です(図表 45)。経年では増加傾向にあり,平成 26年度から平成 27年度にかけては,1.3%増加 しています(図表 46)。健診状況の把握については,平成28年6月出力時点の国保データベース 帳票を用いています。
図表 45.被保険者の特定健診受診率 同規模比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 46.被保険者の特定健診受診率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較
出典:国保データベース 49.8% 47.9% 46.9% 45.7% 43.8% 42.3% 42.0% 41.3% 39.1% 38.1% 37.6% 37.1% 36.4% 36.0% 35.2% 34.8% 34.7% 34.7% 34.6% 34.0% 33.8% 33.2% 32.8% 32.5% 32.2% 31.6% 30.5% 29.4% 29.2% 28.6% 27.7% 27.3% 26.4% 25.9% 25.2% 24.3% 21.9%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%
1. 上越市 2.四日市市 3. 一宮市 4.春日部市 5. 松江市 6. 松本市 7. 吹田市 8.伊勢崎市 9. 山形市 10. 太田市 11. 越谷市 12. 沼津市 13.茅ヶ崎市 14. 長岡市 15. 草加市 16. 大和市 17.春日井市 17.佐世保市 19. 富士市 20. 川口市 21.加古川市 22.つくば市 23. 平塚市 24. 鳥取市 25. 厚木市 26. 八戸市 27. 佐賀市 28. 所沢市 29.寝屋川市 30. 熊谷市 31. 八尾市 32. 福井市 33. 明石市 34. 水戸市 35.岸和田市
36. 呉市
37.小田原市
同規模平均 34.7% 31.7% 31.9% 33.2% 33.7% 34.5% 35.0% 33.9% 35.1% 34.7% 33.7% 35.0% 33.5% 25.0 30.0 35.0 40.0
H25年度 H26年度 H27年度
年齢階層,性別の受診率をみると,男女とも50~54歳が最も低く,男性15.9%,女性19.0% です。年齢が上がるにつれて受診率は上がる傾向にあり,70~74歳では男性 44.7%,女性 45.3% となっています。茨城県と比較すると,男女ともに40~69歳は茨城県よりも低く,70~74 歳は 茨城県よりも高くなっています(図表 47,図表 48)。
図表 47.年齢階層別特定健診受診率 茨城県・同規模・全国との比較(男性)(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 48.年齢階層別特定健診受診率 茨城県・同規模・全国との比較(女性)(平成 27年度)
出典:国保データベース
16.7
17.3
15.9
16.9
25.6
35.8
44.7
18.8
18.8 20.4
22.9
28.6
37.5
40.8
14.3
15.8
18.3
21.1
26.9
36.5
42.4
17.8
18.6
20.8
23.1
28.5
36.0
39.6
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
22.7
20.2
19.0
26.6
35.6
42.2
45.3
23.7 23.7
27.8
32.4
39.7
44.6
43.7
18.8
20.0
24.1
29.4
37.0
44.0
47.4
20.8
21.7
25.4
29.7
36.6
41.7
43.5
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
第2章 現状分析
特定健診の経年での受診状況について確認するため,平成 23年度から平成 27年度までの特定健 診について受診回数を年齢別にみてみます。受診率が高い 65~74歳では,健診 5回受診率が高く, 健診受診が定着している人が多いことがうかがえますが,年齢が下がるにつれて,受診回数が低い者 の割合が増える傾向となっており,継続受診について啓発を行うことが必要です(図表 49)。
図表 49.年齢別特定健診受診回数別人数割合(平成27年度)
出典:本市作成 3.8% 5.7% 3.9% 3.8% 4.8% 5.4% 5.1% 4.8% 4.2% 4.7% 6.2% 9.8% 7.0% 3.8% 5.3% 5.0% 6.3% 8.0% 8.4% 6.9% 8.7% 9.1% 11.5% 13.9% 14.9% 15.4% 18.4% 18.8% 22.3% 21.8% 26.0% 6.2% 2.8% 4.5% 3.9% 3.5% 2.3% 3.6% 3.3% 2.8% 3.3% 3.1% 3.7% 2.6% 4.3% 3.3% 4.4% 4.3% 5.3% 4.9% 3.8% 6.6% 5.4% 7.2% 8.5% 7.7% 9.1% 9.8% 11.7% 10.5% 9.4% 10.9% 9.8% 7.9% 3.4% 4.1% 4.4% 5.5% 4.2% 3.4% 4.3% 3.1% 3.2% 2.8% 3.6% 3.5% 3.9% 4.5% 4.0% 5.1% 4.8% 4.3% 6.0% 5.0% 4.2% 7.5% 6.9% 7.0% 7.1% 7.4% 7.6% 8.3% 7.5% 8.6% 7.1% 6.9% 11.3% 4.4% 7.8% 7.3% 5.0% 6.1% 3.5% 5.9% 5.8% 4.5% 4.6% 5.3% 6.5% 6.2% 7.2% 6.6% 7.3% 5.5% 7.8% 7.4% 7.5% 7.7% 9.0% 8.4% 9.7% 9.5% 9.7% 8.6% 7.2% 8.5% 7.5% 7.8% 7.8% 7.3% 18.9% 14.6% 12.8% 10.1% 11.1% 12.1% 12.1% 10.0% 9.3% 11.2% 10.0% 11.1% 9.2% 9.7% 10.4% 11.3% 10.3% 11.9% 11.1% 10.9% 11.6% 12.0% 16.5% 13.9% 12.6% 12.6% 12.3% 12.3% 12.7% 10.3% 11.5% 11.7% 9.7% 9.0% 8.6% 81.1% 74.1% 74.9% 72.5% 70.9% 68.3% 68.4% 75.1% 74.1% 69.7% 74.1% 73.4% 75.3% 72.4% 70.0% 65.2% 67.4% 69.7% 68.5% 67.1% 65.2% 61.5% 58.7% 59.3% 57.3% 54.5% 51.3% 49.2% 47.3% 49.6% 41.6% 44.0% 42.3% 43.5% 41.5%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 40歳
41歳 42歳 43歳 44歳 45歳 46歳 47歳 48歳 49歳 50歳 51歳 52歳 53歳 54歳 55歳 56歳 57歳 58歳 59歳 60歳 61歳 62歳 63歳 64歳 65歳 66歳 67歳 68歳 69歳 70歳 71歳 72歳 73歳 74歳
健診5回受診率
健診4回受診率
健診3回受診率
次に,経年での受診状況についてさらに詳しく確認するため,平成 25年度から平成 27年度まで 国保に加入していた者について,特定健診の受診パターン別人数及び有所見者割合をみてみます。
毎年健診を受診している者は,対象者の 18.1%であり,それ以外の受診パターンの者と比べて, BMI,中性脂肪,血圧について有所見者割合が少なくなっています。一方,3 年間全て未受診の被保 険者は 60.2%となっており,健康状況を把握するのが困難な状況にあります(図表 50)。
図表 50.特定健診受診パターン別人数及び有所見者割合
( 単位:人 ) 出典:本市作成 ※有所見者割合とは,各パターンの対象者数に占めるそれぞれの有所見者の割合を指します。
検査値 有所見基準
BMI 25以上
中性脂肪 300mg/dl 以上(再掲 1,000 mg/dl 以上) HbA1c(NGSP値) 6.5%以上(再掲 8.0%以上)
血圧
Ⅱ度*以上(再掲Ⅲ度*以上)
Ⅱ度以上…収縮期血圧 160mmHg 以上または拡張期血圧 100 mmHg 以上 Ⅲ度以上…収縮期血圧 180mmHg 以上または拡張期血圧 110 mmHg 以上 LDLコレステロール 140mg/dl 以上(再掲 180mg/dl 以上)
eGFR 50ml/分/1.73㎡未満
平成27 年度の健診未受診者22,888人について,平成27年度の生活習慣病での受診状況を確 認すると,健診未受診かつレセプトなしの者 4,853人(21.2%)について健康状態が不明であるこ とがわかります(図表 51)。ここでの生活習慣病とは,図表 30からがん,筋・骨格,精神を除いた 疾患としています。
図表 51.特定健診未受診者の生活習慣病での受診状況(平成 27年度)
BMI eGFR
1 0 0 0 mg / dl 以上
8.0% 以上
Ⅲ度以上
180mg/ dl 以上
● ● ● 6,070 1 8.1% 3,040 13.7% 1.7% 0.0% 8.0% 0 .9% 2 .3% 0.1% 29.7% 4.2 % 2.9 % - ● ● 1,621 4.8 % 820 15.5% 2.3% 0.0% 8.3% 0 .8% 3 .1% 0.4% 29.9% 4.1 % 2.2 % ● - ● 769 2.3 % 378 15.0% 2.5% 0.1% 7.5% 1 .4% 3 .0% 0.4% 29.1% 4.3 % 2.0 % - - ● 2,150 6.4 % 1,113 17.2% 3.3% 0.1% 7.9% 1 .2% 4 .2% 0.7% 30.5% 5.3 % 2.0 % ● ● - 741 2.2 %
- ● - 975 2.9 % ● - - 1,017 3.0 % - - - 20,155 6 0.2%
33,498 100% 5,351 特定健診受診回数・時期
対象者 数
割合 有所見者
数 H 25 H 26 H 27
中性脂肪 25 以上
300mg/ dl 以上
6.5%以上 Ⅱ度以上 H bA 1c
140mg/ dl 以上 有所見者割合
LD L
50ml /分 /1.73㎡未
満 血圧
健診未受診者 22 ,88 8
18 ,03 5 7 8 .8 % 4 ,8 5 3 2 1.2 %
レセプトなし
生活習慣病レセプトあり 生活習慣病レセプトなし
第2章 現状分析
年齢分類別に特定健診の受診月をみると,いずれの年齢でも,4~5月及び10 月の受診率が高く なっており,春の集団健診と秋の集団健診に受診が集中していることがわかります(図表 52)。
図表 52.年齢分類別健診受診月割合(平成 27年度)
( 単位:% )
出典:本市作成
27. 7
25. 9
10. 5
2. 8
2. 1
1. 4
21. 0
2. 0
1. 6 1. 7
2. 0
1. 2
25. 7
20. 1
9. 8
4. 3
3. 2
2. 4
20. 0
2. 7
3. 2 2. 7
3. 7
2. 2
24. 2
25. 5
8. 0
5. 1
2. 3
3. 5
16. 7
3. 4 3. 1 2. 6
3. 4
2. 2
24. 7
34. 3
9. 7
4. 0
2. 2
3. 0 11. 9
2. 6 2. 6
1. 5 2. 4
1. 1 0.0
5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~74歳
4月 5月 6月 7月 8月 9月
40~49歳 27.7% 25.9% 10.5% 2.8% 2.1% 1.4%
50~59歳 25.7% 20.1% 9.8% 4.3% 3.2% 2.4%
60~69歳 24.2% 25.5% 8.0% 5.1% 2.3% 3.5%
70~74歳 24.7% 34.3% 9.7% 4.0% 2.2% 3.0%
10月 11月 12月 1月 2月 3月
40~49歳 21.0% 2.0% 1.6% 1.7% 2.0% 1.2%
50~59歳 20.0% 2.7% 3.2% 2.7% 3.7% 2.2%
60~69歳 16.7% 3.4% 3.1% 2.6% 3.4% 2.2%
男性は,LDLコレステロールの有所見者の割合が茨城県及び全国より高くなっており,女性は,い ずれの項目も茨城県と比べ低くなっています(図表 53,図表 54)。
図表 53.健診有所見者の状況(男性) 茨城県・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 54.健診有所見者の状況(女性) 茨城県・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
検査値 有所見基準
BMI 25以上
腹囲 男性 85cm 以上,女性 90cm 以上
収縮期血圧 130mmHg 以上
拡張期血圧 85mmHg以上
HbA1c(NGSP値) 5.6%以上
30.4
43.9 44.9
23.6
56.0
24.4
6.9
50.4
17.2 31.0
47.8 46.2
22.3
58.9
30.9
8.6
49.7
19.7 29.8
49.0 49.6
24.3
54.8
28.0
8.8
48.6
20.2
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0
男性
つくば市 茨城県 全国
19.3
14.3
32.9
11.8
54.6
13.7
1.5
59.5
7.7 21.5
15.6
37.2
13.2
60.7
19.7
1.8
59.9
8.5
20.3 17.0
43.1
14.6
54.4
16.0
1.9
58.4
8.7
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0
女性
第2章 現状分析
(3)健診結果(メタボリックシンドローム)の状況
健診結果か らメタ ボリック シンドロー ム該当 者の状況 を確認しま す。メ タボリッ クシンドロ ーム (内臓脂肪症候群)とは,内臓脂肪型肥満に血糖高値,脂質異常,血圧高値といった生活習慣病にな る危険因子(リスク)を併せ持った状態をいいます(図表 55)。
図表 55.メタボリックシンドローム診断基準
出典:つくば市国民健康保険第2期特定健康診査等実施計画 1)内臓脂肪の蓄積状況を確認
男性 8 5 c m以上 女性 9 0 c m以上
2)追加リスクを確認
● 空腹時血糖 1 1 0 mg/ dl以上
○ H b A 1 c 5 . 5 %以上(JDS値) 5 .9 %以上(N GSP値) (空腹時採血が行えなかった場合のみ,H b A 1 c を判定に用いる)
● 糖尿病に対する薬剤治療中
●(○)のうちいずれかに当てはまる
● 中性脂肪 1 5 0 mg/ d l以上
● H DLコレステロール 4 0 mg/ d l未満
● 脂質異常症に対する薬剤治療中
●のうちいずれかに当てはまる
● 収縮期血圧 1 3 0 mmH g以上 ● 拡張期血圧 8 5 mmH g以上
● 高血圧症に対する薬剤治療中
●のうちいずれかに当てはまる
3)判定
追加リスク①~③のうち
2項目以上に当てはまる メタボリックシンドローム基準該当
1項目に当てはまる メタボリックシンドローム予備群該当
いずれにも当てはまらない 非該当
追加リスク①~③に当てはまっても 非該当
+ + 腹囲
内臓脂肪の蓄積 あり
内臓脂肪の蓄積 なし ①血糖高値
②脂質異常
腹囲がメタボリックシンドローム診断基準に該当している人の割合,及びメタボリックシンドロー ム予備群及び該当者のうち,血圧や脂質のリスク保有者の割合は茨城県や同規模,全国よりも低くな っています(図表 56)。
図表 56.メタボリックシンドローム基準該当者割合 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
( 単位: % )
リスク 備考
腹囲 腹囲のみ該当
血糖 メタボリックシンドローム予備群のうち,血糖リスクのみ該当
血圧 メタボリックシンドローム予備群のうち,血圧リスクのみ該当
脂質 メタボリックシンドローム予備群のうち,脂質リスクのみ該当
血糖・血圧
メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・血圧リスク該当 かつ脂質リスク非該当
血糖・脂質
メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・脂質リスク該当 かつ血圧リスク非該当
血圧・脂質
メタボリックシンドローム該当者のうち,血圧・脂質リスク該当 かつ血糖リスク非該当
血糖・血圧・脂質
メタボリックシンドローム該当者のうち,血糖・血圧・脂質リスク 全て該当
出典:国保データベース 27.5
0.7
6.3
2.1
2.7
1.0
6.5
4.8 29.6
0.8
6.4
2.8 2.8
1.1
7.1
5.2 30.5
0.6
7.3
2.5
2.6
0.9
8.6
5.2 30.8
0.6
7.4
2.6
2.6
0.9
8.2
5.0
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
第2章 現状分析
メタボリックシンドローム該当者割合は,約15%程度で推移しており,平成27 年度では,茨城 県よりも 1.4%,全国よりも 1.8%低くなっています(図表 57)。
メタボリックシンドローム予備群割合は,約 9~10%程度で推移しており,平成 27年度では,茨 城県よりも 0.8%,全国よりも 1.5%低くなっています(図表 58)。
図表 57.メタボリックシンドローム該当者の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較
出典:国保データベース
図表 58.メタボリックシンドローム予備群の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較
出典:国保データベース
14.9%
15.2%
14.9% 16.4%
16.5%
16.3%
16.7% 16.9% 17.2%
16.3%
16.4%
16.7%
8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0
H25年度 H26年度 H27年度
メタボリックシンドローム該当者
つくば市 茨城県 同規模 全国
10.1%
9.9% 9.2%
10.3%
10.2% 10.0%
10.3%
10.3%
10.3% 10.9%
10.7%
10.7%
8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0
H25年度 H26年度 H27年度
メタボリックシンドローム予備群
年齢,性別のメタボリックシンドローム該当者割合をみると,男性では,年齢と共に増加し,55~ 59歳で減少するものの,再び増加し,60~64歳でピークを迎えます。茨城県や同規模,全国と比 較すると,50~54歳で高いことがわかります(図表 59)。
女性では,55歳以上で年齢と共に増加しています。茨城県や同規模,全国と比較すると,50歳以 上で低くなっています(図表 60)。
図表 59.年齢階層別メタボリックシンドローム該当者(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)
( 単位: % ) 出典:国保データベース
図表 60.年齢階層別メタボリックシンドローム該当者(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27 年度)
9.6
17.0
25.9
19.6
27.1
25.7
23.6
15.1
18.7
23.4 25.2
28.2
28.2
26.8
15.0
19.6
24.1
26.6
29.5 29.8
28.3
14.0
18.4
22.7
25.8
28.0
28.8
27.8
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
1.1
4.1
1.6
6.1 7.1
8.8
10.7
2.4
3.9
5.0
7.1 7.8
9.3
10.9
2.5
3.7
5.6
7.3 8.3
10.0
12.1
2.3 3.3
5.0
6.8
8.3
9.9
11.8
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
第2章 現状分析
(4)健診結果(問診の回答内容)の状況
特定健診の結果のうち,問診の質問項目の回答内容より喫煙状況をみると,男女ともに,全国や同 規模,茨城県よりも低くなっています(図表 61~図表 64)。
図表 61.質問票の回答状況(喫煙)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 62.年齢階層別質問票の回答状況(喫煙)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
( 単位: % ) 出典:国保データベース 19.5%
23.7% 23.5%
25.0%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0%
喫煙
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
29.6
31.5
24.1
33.0
24.3
19.8
12.2 39.8
39.2
38.3
33.5
28.1
21.0
15.1 37.5
36.4
35.5
33.0
28.0
22.9
16.9
41.0 39.1 36.5
34.2
28.8
22.9
16.7
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
図表 63.質問票の回答状況(喫煙)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 64.年齢階層別質問票の回答状況(喫煙)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
( 単位: % ) 出典:国保データベース 4.4%
5.1% 5.7%
6.0%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0%
喫煙
女性
つくば市 茨城県 同規模 全国
15.7
14.0
12.8
8.2
4.7
2.6
1.8
18.4 15.9
12.4
7.8
4.5
3.3
2.0 18.2
16.2
14.9
10.5
6.1
4.5
2.9 17.4
15.7
13.7
10.2
6.1
4.4
2.9
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
第2章 現状分析
睡眠状況は,男女ともに,睡眠不足であると回答した人の割合が,全国や同規模,茨城県よりも高 くなっています。(図表 65~図表 68)。
図表 65.質問票の回答状況(睡眠)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 66.年齢階層別質問票の回答状況(睡眠)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
( 単位: % ) 出典:国保データベース 26.1%
22.1% 22.5% 22.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%
睡眠不足
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
45.1
35.5 36.9
35.4
33.9
23.3
20.7
34.2
29.8
31.4 31.0
24.3
20.1
18.1
31.4
32.4
31.4
30.3
25.0
20.5 19.2
32.1
31.7
31.2
28.6
23.8
19.4
18.3
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
図表 67.質問票の回答状況(睡眠)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 68.年齢階層別質問票の回答状況(睡眠)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
( 単位: % ) 出典:国保データベース 30.7%
27.7% 26.8% 26.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%
睡眠不足
女性
つくば市 茨城県 同規模 全国
42.5 42.9
45.9
35.3
35.0
29.0
24.6
34.9 38.6
40.6
33.8 28.8
25.4 23.7
32.9
35.7 37.4
33.3
28.2
25.0
24.2 33.5
35.6 36.3
32.5
27.3
24.1
23.1
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
第2章 現状分析
運動習慣では,茨城県と比べて,男性は,「1日 1時間以上運動なし」「歩行速度が遅い」と回答し た人の割合が高く,女性は,「20歳時体重から 10kg以上増加」「1日 1時間以上運動なし」「歩行 速度が遅い」と回答した人の割合が高くなっています(図表 69,図表 70)。
図表 69.質問票の回答状況(運動習慣等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 70.質問票の回答状況(運動習慣等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
41.2%
48.2%
53.9%
53.8%
18.3%
41.4%
52.0%
52.9%
51.7%
19.8%
39.5%
53.1%
46.5%
48.4%
20.3%
39.7%
56.6%
46.3%
49.2%
21.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
20歳時体重から10kg以上増加
1回30分以上の運動習慣なし
1日1時間以上運動なし
歩行速度遅い
1年間で体重増減3kg以上
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
26.7%
53.3%
62.5%
57.8%
16.6%
26.6%
58.6%
57.9%
54.4%
17.1%
25.4%
57.7%
47.5%
50.6%
17.3%
25.5%
60.2%
46.4%
51.1%
17.9%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
20歳時体重から10kg以上増加
1回30分以上の運動習慣なし
1日1時間以上運動なし
歩行速度遅い
1年間で体重増減3kg以上
女性
食事習慣では,茨城県と比べて,男性は,「食べる速度が速い」「週3 回以上夕食後間食」「毎日飲 酒」と回答した人の割合が高く,女性は,「週 3 回以上夕食後間食」と回答した人の割合が高くなっ ています(図表 71,図表 72)。
図表 71.質問票の回答状況(食事習慣等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 72.質問票の回答状況(食事習慣等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
29.6%
18.7%
13.8%
7.3%
46.2% 29.3%
22.0%
9.6%
8.9%
46.1% 28.0%
19.3%
10.4%
9.4%
45.2% 29.3%
21.4%
11.1%
10.6%
45.9%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%
食べる速度が速い
週3回以上就寝前夕食
週3回以上夕食後間食
週3回以上朝食を抜く
毎日飲酒
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
22.2%
11.6%
14.9%
5.3%
8.6%
22.8%
13.1%
10.2%
5.9%
8.2%
22.2%
9.9%
11.3%
5.9%
10.0%
23.2%
11.0%
12.1%
6.4%
10.1%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%
食べる速度が速い
週3回以上就寝前夕食
週3回以上夕食後間食
週3回以上朝食を抜く
毎日飲酒
女性
第2章 現状分析
生活習慣改善意欲は,男女ともに「改善意欲あり」と回答した人の割合が,茨城県や同規模,全国 よりも高くなっている一方で,「保健指導利用しない」と回答した人の割合が,茨城県や同規模,全国 よりも高くなっています(図表 73,図表 74)。
図表 73.質問票の回答状況(改善意欲等)(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
図表 74.質問票の回答状況(改善意欲等)(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 27年度)
出典:国保データベース
28.3%
31.6%
14.7%
5.3%
20.1%
63.7% 29.5%
28.5%
11.3%
8.1%
22.6%
61.6% 33.2%
23.6%
14.1%
7.0%
22.1%
59.3% 35.2%
26.0%
11.4%
7.2%
20.2%
59.7%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
改善意欲なし
改善意欲あり
改善意欲ありかつ始めている
取り組み済み6ヶ月未満
取り組み済み6ヶ月以上
保健指導利用しない
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
19.2%
33.5%
20.6%
6.4%
20.3%
63.2% 22.0%
32.8%
14.0%
9.7%
21.5%
59.3% 27.4%
25.3%
17.2%
8.2%
21.9%
57.3% 28.2%
28.0%
14.2%
8.7%
20.9%
57.3%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
改善意欲なし
改善意欲あり
改善意欲ありかつ始めている
取り組み済み6ヶ月未満
取り組み済み6ヶ月以上
保健指導利用しない
女性
3
特定保健指導状況の把握
(1)特定保健指導の実施状況
特定保健指導の状況を確認します。健診結果に基づき,保健指導レベル(積極的支援レベル*,動機 付け支援レベル*,情報提供レベル*)を決定します。積極的支援レベルと動機付け支援レベルの対象 者には,一人ひとりにあった健康づくりの方法を考え,支援する特定保健指導を実施します。情報提 供レベルの対象者には,生活習慣の重要性に対する理解を深めるための情報を提供し,生活習慣の見 直しを促します(図表 75)。
図表 75.特定保健指導レベル階層化基準 1)内臓脂肪の蓄積状況を確認
男性 8 5 c m以上 女性 9 0 c m以上
(1 )以外 かつ BMI 2 5 k g/ ㎡以上
2)追加リスクを確認
● 空腹時血糖 1 0 0 mg/ d l以上 ● H bA 1 c 5 .6 %以上(N GSP値)
● 糖尿病に対する薬剤治療中
●のうちいずれかに当てはまる
● 中性脂肪 1 5 0 mg/ dl以上
● H DLコレステロール 4 0 mg/ dl未満
● 脂質異常症に対する薬剤治療中
●のうちいずれかに当てはまる
● 収縮期血圧 1 3 0 mmH g以上 ● 拡張期血圧 8 5 mmH g以上
● 高血圧症に対する薬剤治療中
●のうちいずれかに当てはまる
①~③に1つ以上該当した場合
喫煙歴あり
3)判定
追加リスク①~④のうち
2項目以上に当てはまる 積極的支援レベル
1項目に当てはまる 動機付け支援レベル
いずれにも当てはまらない 情報提供レベル
追加リスク①~④のうち
3項目以上に当てはまる 積極的支援レベル
1~2項目に当てはまる 動機付け支援レベル
いずれにも当てはまらない 情報提供レベル
4)例外対応
+
+ (1 )腹囲
(1)腹囲該当
(2)BMI 該当 ①血糖高値
②脂質異常
③血圧高値 (2 )BMI
第2章 現状分析
特定保健指導終了率をみると,積極的支援は経年的にやや増加傾向にあるものの,茨城県や同規模, 全国と比べて低くなっています。動機付け支援は,平成 25年から平成 26年にかけて減少している ものの,茨城県や同規模,全国と比べて高くなっています(図表 76,図表 77)。
図表 76.積極的支援終了率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較
出典:国保データベース
図表 77.動機付け支援終了率の経年変化 茨城県・同規模・全国との比較
出典:国保データベース
3.9%
5.8%
7.1%
15.2% 12.5% 12.4%
9.3%
7.7%
7.6% 13.9%
13.3%
12.0%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%
H24年度 H25年度 H26年度
積極的支援
つくば市 茨城県 同規模 全国
48.8%
51.4%
47.3%
31.1% 30.5%
32.8%
17.8%
18.0%
16.0% 25.8%
25.4%
22.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%
H24年度 H25年度 H26年度
動機付け支援
積極的支援の年齢,性別の終了率をみると,男性は,50~54歳では茨城県や全国と比べて高くな っているものの,それ以外の年齢では低くなっています。女性は,40~54歳では 0%の状況であり, いずれの年代においても茨城県や全国と比べて低くなっています(図表 78,図表 79)。
図表 78.年齢階層別積極的支援終了率状況(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26年度)
出典:国保データベース
図表 79.年齢階層別積極的支援終了率状況(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26年度)
出典:国保データベース 6.5
2.2
11.8
8.3 8.8
10.1
7.7
8.4
11.9
14.8
5.4
5.1 5.2
6.6
9.8
8.6 8.6
9.6
11.2
14.8
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
0.0 0.0 0.0
15.4
4.2 10.4
11.1
12.1
19.2
17.6
8.2
6.4
9.2
8.2
12.1
10.8 10.9
12.6
16.0
18.7
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳
女性
第2章 現状分析
動機付け支援の年齢,性別の終了率をみると,男性は,同規模や全国と比べて全ての年齢で終了率 は高くなっています。女性は,55~59歳を除く年齢で高くなっています(図表 80,図表 81)。
図表 80.年齢階層別動機付け支援終了率状況(男性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26 年度)
出典:国保データベース
図表 81.年齢階層別動機付け支援終了率状況(女性) 茨城県・同規模・全国との比較(平成 26 年度)
出典:国保データベース 50.0
28.6
64.3
41.2 41.5
45.5 43.8
24.7
21.2
25.5
24.6
29.8
32.5 32.7
11.8
10.1
11.2
13.0
15.6 16.2 15.3 14.3 14.5
16.3 18.3
22.5 23.0 23.3
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性
つくば市 茨城県 同規模 全国
71.4
46.2
56.3
30.4
41.1
56.4
55.4
30.0
23.1
27.6
33.3
36.6
37.0 37.3
12.2 12.3 13.7
17.9
19.0
18.0
16.9 17.5 17.3
20.3
24.2
27.2
26.0
24.6
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0
40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
女性
特定健診の問診の質問項目より,保健指導を希望するかという質問に「はい」と回答した人の割合 は,動機付け支援対象者では 37.1%,積極的支援対象者では 45.9%の者が保健指導を希望している ことがわかります(図表 82)。
図表 82.年齢・保健指導レベル別の保健指導希望者割合(質問票)(平成 27年度)
出典:本市作成 ※医療機関健診受診者のみ
<保健指導とは>
情報提供レベル
自らの身体状況を認識するとともに,健康な生活習慣の重要性に対する理解と関心を深め,生活習慣を
見直すきっかけとなるよう,健診結果の提供にあわせて,基本的な情報を提供する。
動機付け支援
対象者が自らの健康状態を自覚し,生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことが
できるようになることを目的とした保健指導プログラム。
医師,保健師または管理栄養士の面接・指導のもとに行動計画を策定し,生活習慣の改善のための
取り組みに係る動機付け支援を行う。
積極的支援
対象者が自らの健康状態を自覚し,生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことが
できるようになることを目的とした保健指導プログラム。
医師,保健師または管理栄養士の面接・指導のもとに行動計画を策定し,生活習慣の改善のための,
対象者による主体的な取組に資する適切な働きかけを相当な期間継続して行う。
はい いいえ
はいと回答 した人の割合
はい いいえ
はいと回答 した人の割合
はい いいえ
はいと回答 した人の割合
40~44歳 40 67 37.4% 8 4 66.7% 7 8 46.7%
45~49歳 52 58 47.3% 2 7 22.2% 11 10 52.4%
50~54歳 64 63 50.4% 6 5 54.5% 11 4 73.3%
55~59歳 83 114 42.1% 6 7 46.2% 7 10 41.2%
60~64歳 221 397 35.8% 13 27 32.5% 14 27 34.1%
65~69歳 465 865 35.0% 47 81 36.7%
70~74歳 408 783 34.3% 37 71 34.3%
合計 1,333 2,347 36.2% 119 202 37.1% 50 59 45.9%
情報提供 動機付け支援 積極的支援
第2章 現状分析
(2)特定保健指導の効果
平成 26年度の特定保健指導対象者について,指導実施者と未実施者の翌年度の健診検査値を確認 します。積極的支援の指導実施者は,指導未実施者に比べ,腹囲,BMI,収縮期血圧,中性脂肪, HbA1c について,検査値平均がより大きく改善していますが,有意差はありません。また,動機付け支援の 指導実施者は,指導未実施者に比べ,腹囲,BMI,収縮期血圧,拡張期血圧,中性脂肪, HbA1cに ついて,検査値平均がより大きく改善しています。とくに HbA1c については,有意差*があります。 特定保健指導の実施により,一定の検査値改善が認められることがわかります(図表 83,図表 84)。
図表 83.平成 26 年度特定保健指導実施・未実施者(積極的支援)の翌年度の健診検査値平均の変化
出典:本市作成
図表 84.平成 26 年度特定保健指導実施・未実施者(動機付け支援)の翌年度の健診検査値平均の変化
出典:本市作成
<有意差とは>
統計学的に有意とは,ある事柄の起こる確率が偶然や誤差ではないことを意味します。ここでは p 値を
使用し,指導実施者と未実施者の検査値について,平均値と中央値を比較しました。p値が 0.05以下の場
合には,偶然でなく,有意に差があることになります。中性脂肪はばらつきが大きいため,対数変換した上
で,p値を算出しています。
腹囲(cm) -2.35( -1.00 ) -1.12( -1.00 ) 0.53
BMI(%) -0.44( -0.45 ) -0.27( -0.10 ) 0.72
収縮期血圧(mmHg ) -5.20( -5.50 ) -2.04( -2.50 ) 0.26
拡張期血圧(mmHg ) -0.70( 0.50 ) -1.61( -1.00 ) 0.61
中性脂肪 -0.06( -0.05 ) -0.04( -0.05 ) 0.61
HD L(mg /dl ) 1.75( -1.00 ) 1.37( 1.00 ) 0.71
LDL(mg /dl) 1.20( 2.00 ) 1.17( 2.00 ) 0.88
HbA1c(%) -0.08( -0.10 ) -0.01( 0.00 ) 0.44
検査項目 p値
有意差
(p値<0.05) 変化量
H 26⇒H 27の
平均値(中央値) 保健指導なし 186人
変化量
H 26⇒H 27の
平均値(中央値) 保健指導あり 20人
腹囲(cm) -1.05( -1.00 ) -0.82( -1.00 ) 0.19
BMI(%) -0.13( -0.10 ) -0.06( -0.10 ) 0.22
収縮期血圧(mmHg ) -0.59( 0.00 ) 0.10( 0.00 ) 0.70
拡張期血圧(mmHg ) -0.49( 0.00 ) -0.19( 0.00 ) 0.86
中性脂肪 -0.03( -0.02 ) -0.01( 0.00 ) 0.06
HD L(mg /dl ) 0.98( 1.00 ) 0.30( 0.00 ) 0.15
LDL(mg /dl) -2.14( -1.00 ) -3.40( -1.00 ) 0.72
HbA1c(%) -0.17( -0.10 ) 0.03( 0.00 ) 0.00
*
検査項目 p値
有意差
(p値<0.05) 保健指導なし 351人
変化量
H 26⇒H 27の
平均値(中央値) 保健指導あり 359人
変化量
H 26⇒H 27の